建ぺい率は建蔽率に

建築基準法の改正(平成30年4月1日施行)により、「建ぺい率」から「建蔽率」の表記に変更となりました。

近年の不動産関連法令についての改正点では、生産緑地関連や田園居住地域の新設などが、注目されやすいですが、一方で、表記方法の変更は、ひな形などの諸々の修正が必要となり、地味に手間がかかります。

これは常用漢字表の変更(平成22年11月30日、内閣告示第二号)によるもので、「蔽」が常用漢字となったことによります。
(ただ、同表の使用例として「隠蔽」が挙げられているのは、複雑な気分ですが。。)

ちなみに、「瓦」も常用漢字となったため、不動産登記の屋根の種類は「瓦ぶき」と表記されることになるとおもいます。
もともとは「瓦葺」と表記されていたものが、「かわらぶき」となり、「瓦ぶき」へと、かなり変遷しているようです。