よく頑張った金足農

○大阪桐蔭13-2金足農●

大阪桐蔭は、史上初の2度目の春夏連覇です。
結果として大阪桐蔭のチーム力の強さが際立ったものの、点差ほどの実力差はなかったと思います。
ただ、高校野球ではいまだ肉体的・精神的に発展中における一局面にすぎず、一度負けたら終わりという勝負の綾が結果を大きく左右することがあります。
それが「筋書きのないドラマ」を生み出します。

金足農は、県大会から投げ続けた吉田投手が12失点を期し、5回を投げ終えたところで初めて降板しました。
ここまでの連投については、賛否両論のでるところです。

自分が監督だったらどうするか?
選手たちの気持ちを考えると、どこまで投げさせるべきか?
チームや団体、会社など組織の指揮官は、常に答えや公式の無い決断を迫られます。

また、選手においても、これから世の中に出ていく年齢のうちに「負け」を経験することは重要で、そこから何を感じ取り、今後にどう生かしていくか、ということがその後の人生にとって大きな意味を持ちます。

よく頑張った金足農。