不動産取引が“密なまち”

不動産取引が活発になされているまちをみてみます。
不動産の取引件数を各市区町村の面積で割り、1km四方で年間何件の取引がなされているか(取引密度)をみます。

なお、作成に際して以下を前提条件としています。
・取引件数は2006年~2020年の平均値としています。
・この間、合併のあった市区町村は現市区町村にて集約しています。
・また、この間、政令指定都市に移行した相模原市、新潟市、浜松市、堺市、岡山市、熊本市は移行後の各区平均値としています。

現市区町村平均取引件数(件)面積(k㎡)取引密度(件/k㎡)
中央区4,95210.21485
大阪市西区2,4965.21479
大阪市中央区3,8878.87438
台東区4,42710.11438
新宿区7,52518.22413
豊島区5,24213.01403
大阪市浪速区1,7234.39393
文京区4,21311.29373
墨田区5,08613.77369
港区7,21520.37354
横浜市西区2,3827.03339
大阪市福島区1,5404.67330
大阪市北区3,32310.34321
渋谷区4,75615.11315
荒川区3,04510.16300
品川区6,77222.84296
大阪市天王寺区1,4154.84292
中野区4,54015.59291
目黒区3,98514.67272
大阪市東成区1,2044.54265
福岡市中央区3,99215.39259
京都市中京区1,8577.41251
横浜市南区3,16012.65250
大阪市阿倍野区1,4895.98249
大阪市淀川区3,04012.64240
板橋区7,73632.22240
大阪市都島区1,4386.08237
京都市下京区1,5846.78234
大阪市城東区1,8858.38225
杉並区7,42134.06218

取引密度の高い順に、以下のとおり。
(東京都)中央区、大阪市西区、大阪市中央区、台東区、新宿区

なお、国土交通省公表の取引件数には中古マンションも含むことから、取引密度の高い市区町村には以下の特徴があるようです。
・中古マンション取引の多い市区町村
・容積率の高い市区町村
・公園など取引がなされない土地の割合が少ないこと