コロナ禍の不動産取引(東京23区)

2020年(令和2年)、新型コロナウイルスが各業界に大きな影響を与えました。
ちなみに、この年のユーキャン流行語大賞は「3密」でした。
密閉、密集、密接を避けるようにとのこと。

不動産の取引件数への影響についてみてみます。

市区町村2019年2020年対前年
千代田区2,7101,988-26.6%
中央区6,6544,623-30.5%
港区7,1185,938-16.6%
新宿区8,6407,136-17.4%
文京区4,8704,085-16.1%
台東区6,0305,264-12.7%
墨田区6,3815,689-10.8%
江東区9,54810,4339.3%
品川区8,6048,502-1.2%
目黒区4,3153,827-11.3%
大田区12,21010,644-12.8%
世田谷区12,66311,074-12.5%
渋谷区5,4695,098-6.8%
中野区5,3985,095-5.6%
杉並区7,9797,716-3.3%
豊島区6,0624,684-22.7%
北区4,9345,0903.2%
荒川区3,2493,161-2.7%
板橋区8,2207,804-5.1%
練馬区10,6299,544-10.2%
足立区8,5258,8914.3%
葛飾区5,6125,569-0.8%
江戸川区6,5095,847-10.2%

前年からの減少率が大きい順に 、以下のとおり。
中央区△30.5%、千代田区△26.6%、豊島区△22.7%

なお、市場が活況であった2013年~2019年平均からの減少率が大きい順にみると、以下のとおり。
千代田区△23.2%、中央区△22.8%、港区△21.6%

都心部のマイナス影響が多い結果となっています。

一方、コロナ禍においても取引件数の増加している順に
江東区+9.3%、足立区4.3%、北区+3.2%

同じく2013年~2019年の平均から増加率順に 、以下のとおり。
品川区+15.4%、江東区+12.0%、台東区+11.0%

都心部に近い周辺区の底堅さが見受けられます。